東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙)が選出する「第56回ブルーリボン賞」授賞式が11日、東京・霞が関のイイノホールで行われ、主演女優賞の貫地谷しほり(28)が、涙で喜びを語った。

 初主演映画「くちづけ」で、知的障害者役を演じた。デビュー12年での受賞で、これまで賞レースにはほとんど縁がなかった。

 「ステージに上がってくるときに小学校の時を思い出して、その時は夢って本当になかった。中学の時にスカウトされて初めて、女優になりたいと自分の夢が持てた。26歳の時に26本目の作品で今回初めて主演をして、本当に夢のようです」と涙ながらに話した。

 例年、主演男優賞、同女優賞が翌年の司会を務めるが、「根拠のない自身があって。すごい楽しみです!」と笑顔で宣言した。