世界3大映画祭の1つ、第67回カンヌ映画祭の、コンペティション部門のラインアップが17日、発表され、河瀬直美監督(44)最新作「2つ目の窓」(7月26日公開)の出品が決まった。同日、映画祭事務局が発表した。河瀬監督にとって、11年「朱花(はねづ)の月」以来3年ぶり4度目の同部門出品となる。「2つ目の窓」は、奄美大島を舞台に、2人の少年少女の初恋を描く。

 河瀬監督は、コンペ部門出品決定を受け「この度、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に、私の最新作にして最高傑作だと思っている『2つ目の窓』が招待されました。自分がこの作品を作りたいと思った気持ちをこういう形で世界に発信できるということをとてもうれしく思っております」とコメントした。

 同監督は昨年、日本人としてはデザイナーの石岡瑛子さん以来17年ぶりに同部門の審査員を務めた。