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おしん感激、台湾から観劇ツアー

「おしん」ポスターと、おしん像を前にした小林綾子
「おしん」ポスターと、おしん像を前にした小林綾子

 小林綾子(35)主演の東京・新橋演舞場7月公演「おしん」(4~27日)に台湾から観劇ツアーが大挙来日することが15日、分かった。83年にNHK連続テレビ小説で放送され、平均視聴率は歴代最高52・6%を記録。苦難にあきらめない主人公おしんの姿が共感を呼んで世界64カ国・地域で放送され、台湾では3月に再放送が始まった。歌舞伎以外の商業演劇では海外の観客は皆無に近いが、不滅の「おしん」人気に演舞場では中国、台湾、香港向けポスターを制作。物語の舞台となった山形県と協力して現地の旅行代理店に観劇ツアーの企画を依頼し、台湾から1000人の集客を目指している。

 この日、小林はPRキャンペーンで「おしん」の舞台だった山形・酒田市の山居倉庫を訪れたが、そこには小林の来館を知った約20人の台湾ツアー客が出発時間を遅らせて待っていた。姿を見せると拍手が起こり、カメラを向けて感激。おしんを意味する「阿信(アーシン)」の声も飛んだ。

 テレビでは少女時代を演じ人気者になった小林だが、10年ぶり再演となる舞台では少女時代を子役が演じ、16歳からの青春編に登場する。「3年前に台湾に行った時も『おしんが来た』と温かく迎えてくれて、関心が高いことを肌で感じました。日本の1つの文化として海外の方が見てくれるのはうれしい」。

 演出の石井ふく子氏も「以前、各局のドラマを持って北京でイベントを行った時も『おしん』が一番人気だった。困難に耐え、人を信じる姿に国を超えて共感してくれる。心の貧しい今だからこそ再演の意義がある」。

 「おしん」観劇と舞台となった山形観光を組み合わせたツアーも検討され、5月には小林が台湾入りしキャンペーンを行う予定。

 [2008年4月16日8時24分 紙面から]


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