ミリオンセラー小説「陰日向に咲く」の作家でもある、お笑いタレントの劇団ひとり(32)と、人気タレント大沢あかね(23)が結婚することが16日、2人の所属事務所から発表された。17日に都内でツーショットの結婚報告会見を行う。07年春に出会った2人は、2年近く温め続けた思いを胸に、晴れて“ふたり”となり、陰日向のない明るい家庭を目指す。

 「桜が咲くころなのか雪が降っているのか分かりませんが、(結婚が)正式に決まったら報告します」。2月4日、大沢が半生記「母ひとり、娘ひとり」の出版会見で口にした「結婚報告」が連名の文書で報道各社に届いた。

 「結婚のご報告をさせて頂くことになりました。これからは二人力を合わせ笑いの絶えない明るい家庭を築けるよう努力を続けて参る所存です」。

 出会いは07年春。ほかの友人らとともに食事をしたことだった。アタックしたのは意外にも!?

 大沢の方だった。メールでデートに誘って交際がスタート。中学生に写真を撮られ、「マスコミに言うぞ!」と冷やかされながらも着実に愛をはぐくんでいった。

 母子家庭で育った大沢のことを、おもんばかったひとりが「付き合っていることをお母さんに報告してほしい」。交際スタート直後から、真剣な思いであることを大沢の母にも隠さずに伝えていた。

 同年6月に焼き肉デートが報じられると、ひとりは「芸能人の彼女」と交際を認め、大沢も「仲良くさせていただいています」。昨年3月には、2人が都内のスーパーで仲良く買い物をする姿を写真週刊誌が掲載。ロールキャベツなどの料理を得意とする大沢が、ひとりに手料理を振る舞っているラブラブな様子がうかがえた。

 大沢は元日本ハム監督の大沢啓二氏(76)の孫娘。ひとりは、大沢親分に認めてもらおうと、食事をともにするなどの努力を重ね、周囲の誰もが祝福する“陰日向のない”結婚にこぎ着けた。

 大沢は妊娠はしておらず、結婚後も仕事を続ける。

 [2009年2月17日9時7分

 紙面から]ソーシャルブックマーク