お笑いタレント陣内智則(35)に“三くだり半”を突きつけた女優藤原紀香(37)の離婚後初ドラマが30日、NHK金曜ドラマ「ツレがうつになりまして。」(5月29日スタート、金曜午後10時)に決まった。30万部を超える細川貂々さんの同名エッセーが原作。うつ病を患った夫と、漫画家兼主婦の主人公(紀香)との生活をコミカルに温かいタッチで描く。

 浮気を繰り返す陣内に対し悩んだ末に離婚を決意。「前向きに未来形で生きる」と覚悟を決めた紀香のメモリアル作品となる。実生活では「3歩下がって歩く妻」を夢見てかなわなかったが、今回の役柄は献身的に夫を支える賢妻だ。「私も完ぺきな人間ではないし、時にはへこみます。そんな自身のすべてをさらけ出して、このドラマに挑みたい」と気合は十分だ。

 紀香自身も昨年、初主演のミュージカル「ドロウジー・シャペロン」の準備をしていた時に「うつ状態になった」という。仕事へのプレッシャーに加え、陣内との心労が重なったのか…。だからこそ、患者数100万人といわれるうつ病について「今の時代、身近な大きな問題です。新しい私の代表作になるよう、ひたむきに取り組みたい」と話した。

 ツレ役は原田泰造(39)。お笑いからシリアスな役までこなす芸達者な“夫”を相手に、どんな演技を見せてくれるか注目だ。

 [2009年3月31日8時44分

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