NHKは17日、50作目となる11年の大河ドラマが「江(ごう)~姫たちの戦国~」に決まったと発表した。脚本は昨年の「篤姫」に続き田渕久美子氏が担当。

 江は、近江の戦国武将だった浅井長政と織田信長の妹お市の間に生まれた三女。両親を合戦の果てに失った。3回目の結婚で、徳川家康の息子で2代将軍となる秀忠と結ばれて3代将軍家光を産む。つらい目に遭いながら最後に平和と幸せをつかんだ女性の代表者として、NHKが注目した。

 大河ドラマでは江を、81年の「おんな太閤記」で五十嵐淳子、89年「春日局」で長山藍子、00年「葵~徳川三代~」で岩下志麻が演じた。田渕氏は「江の魅力については探っている。篤姫のようにドラマが終わった時、視聴者の誰もが知っていて、愛されるヒロインになればいい。ただし、篤姫の二番せんじはない」と話した。

 [2009年6月18日8時12分

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