３日に死去した女優大原麗子さん（享年６２）のお別れの会が２３日、都内の青山葬儀所で営まれた。関係者、一般人合わせ計１０００人の弔問客が訪れ、出演作品のＶＴＲやパネル、８９年主演のＮＨＫ大河ドラマ「春日局」の宣伝用に撮った遺影を見て、しのんだ。

　難病ギラン・バレー症候群に苦しみ、１人暮らしの自宅で孤独死だった。森光子（８９）らと発起人を務めた浅丘ルリ子（６９）は、以前は姉妹のように親しかったが、病気で我を失っていく大原さんを疎遠にした時期もあったと明かし「麗子、姉として受け止めるべきでした、ゴメンね」と後悔の弔辞をささげた。

　渡瀬恒彦（６５）と森進一（６１）の２人の元夫も出席した。森はファクスで「私にとりまして、時には姉のようでもあり、妹のような存在でもありました。お疲れさま、ありがとう」とコメント。森光子は「お二人にはお礼を言いたいです。彼女は幸せでした」と話した。一般弔問では、８５年の日本テレビ系ドラマ「のン姉ちゃん２００Ｗ」の子役で茨城在住の八束愛さん（３３）が「撮影所まで車に乗せてくれたり、優しくかわいがってくれていました」と涙していた。

　［2009年8月24日8時29分

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