女優酒井法子被告(38)の夫高相祐一被告(41)が別荘として使用していた千葉県勝浦市の住宅がほぼ全焼した事件について22日、住宅を管理する不動産会社は「警察や弁護士から何も話さないように言われているので」と、ノーコメントだった。

 別の関係者によると、高相被告の賃貸契約は9月いっぱいだったという。放火の可能性が高いとはいえ、高相被告は住宅を元通りにする義務があるという。家財保険(借家人賠償保険)には入っていたもようで、この保険金で建て直す可能性が高い。

 ただ、関係者によると、家主は、今回の覚せい剤事件によって有名になったために火事が起きた、との感情もあるという。海辺の静かな町で暮らす家主だけに、住宅で薬物を使用されたというショックに加えて、今回の火災。動揺や不安は大きく、高相被告側の対応次第では、補償問題などで法廷争いになる可能性もあるという。

 住宅の周辺にはこの日も多くの観光客が詰めかけ、記念撮影などに興じていた。隣の住宅の前には「駐車禁止」の張り紙もはられ、ほかの別荘などでは、放火対策のために急きょ防犯装置を設置した家もあるという。

 [2009年9月23日9時10分

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