元ライブドア社長の堀江貴文氏(37)が、今後の役者活動を目指し、ニコニコ動画による「ニコミュワークショップ」に参加していることが25日、分かった。同ワークショップは、受講料を支払えば誰でも芝居やミュージカルに必要なストレッチから、発声練習、せりふ練習や歌の練習を学ぶことができる。

 1日4時間、6日間の講習を受けている堀江氏。5日目を迎えたこの日、都内のスタジオで1時間のストレッチを終えて、グレーのTシャツは汗びっしょりだった。「きっかけはドワンゴの方からお誘いを受けたので。もともとこうしたことにも興味はありましたし、人生1度きりですからね」と前向きだ。「ただ、最初は大したことないと思って遊びの感覚でしたけど、これが本当につらい。ストレッチでスキップするだけでもテンポ通りやるのが難しい。加えて太ってるから、体重がつま先に全部かかって足が痛い」。

 堀江氏の講師で演出家の湯沢幸一郎氏(39)は「パッションがすごくある。技術はまったくないけど、ダメ出しを素直に受け入れるところなど、役者として大事だし、可能性がある」。さらに「理屈っぽいイメージがなくなり、意外でした。ただ疲れに弱いですね」と笑い「今一番似合う役柄は豪農ですかね」と率直に話した。

 今後について堀江氏は「まだまだ修業が足りませんよ。ただ、今教わっていることをきちんとこなせば、そこそこいけると思います。代役程度ですが。カラオケや講演会にも役立つし、滑舌も良くなるでしょう。役者であれば10年後かな~」。文筆業をはじめ文化活動に積極的な堀江氏だが、果たして、役者デビューする日はくるのだろうか。

 [2010年6月26日9時51分

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