保護責任者遺棄などの罪で懲役2年6月とされ控訴し、保釈された押尾学被告(32)の弁護団が12日、都内で会見を行い、控訴審の準備や押尾被告の近況などを説明した。押尾被告の名前をかたったツイッターが登場していることに「目に余ることになれば法的手段で対抗する」と語った。

 ツイッターは押尾被告の保釈後に「押尾学です。ツイッターで自身の主張を発信していきます」といった趣旨の書き込みがいくつも登場した。弁護団によると、押尾被告は「心外だし、絶対にやめてほしい」と語っているという。弁護団は「押尾被告が自ら開設したり、誰かに開設を許可したようなことは一切ない。今後、押尾被告の名前をかたり、目に余るようなことがあれば、民事的にも、刑事的にも厳しく法的措置で対抗していきたい」と語った。

 一方、押尾被告の保釈後について、弁護団の1人は「食欲がなかった。発熱があったようだ。ただ、先週末までには回復した」と説明した。控訴審の第1回公判は年明けになりそうだという。今週から週1回、弁護団会議を行うが、毎回、押尾被告も出席するという。

 [2010年10月13日10時2分

 紙面から]ソーシャルブックマーク