女優田中好子さん(享年55)の急死から一夜明けた22日、キャンディーズとともに青春を過ごした世代を中心に、大きな悲しみが広がった。ファンが夢見た再結成が、完全についえた日でもあった。キャンディーズの大ファンとして知られる自民党の石破茂政調会長(54)が、キャンディーズがいた時代を振り返るとともに、早すぎる死を悼んだ。

 石破氏は、「同時代を生きた同志、友達のような気持ちを共有できる人がいなくなったことは、すごく残念です」と、喪失感を吐露した。「ポスターや筆箱とか、一生懸命コレクションしていた。新曲が出ると、レコードが出る前にラジオで録音し、誰が最初に覚えるかということもやっていた」。キャンディーズ復活を熱望してきたが「もう見られない。同時代を生きた何万人という人が持っている残念さだと思う」。