歌舞伎俳優片岡仁左衛門(67)と孫の片岡千之助(11)が6月の東京・新橋演舞場「六月大歌舞伎」(2~26日)昼の部で歌舞伎舞踊の人気演目「連獅子」を踊ることになった。「連獅子」は親子の情愛をテーマにした舞踊で、実際の親子共演は多いが、本興行で祖父と孫での上演は戦後初めて。このほど、篠山紀信氏による親獅子の精、子獅子の精の扮装(ふんそう)撮影も行われた。

 本興行で14年ぶり「連獅子」となる仁左衛門は「息子の孝太郎とは何度か『連獅子』を務めておりますが、千之助と踊れる日がこんなに早く来るとは思いませんでした。とてもうれしく、ありがたい気持ちです」。千之助も「『連獅子』を舞台で踊りたくて、踊りたくてしかたがありませんでした。オーパ(仁左衛門)と一緒に踊れて、とてもうれしいです」。ポスターは都内の地下鉄駅に掲示する予定。