5人での活動を再開し、今月末に新シングル「GO

 GO

 サマー!」を発売するK-POP女性グループ「KARA」のリーダー、パク・ギュリ(23)が、10月の大阪松竹座公演「美女はつらいの」でミュージカルに初挑戦する。15日、同劇場が発表した。映画「カンナさん大成功です!」をもとに、08年に韓国でミュージカル化されたラブコメディーの再演。ギュリはダブルキャスト(相手は未定)ながら、主演に抜てきされた。

 ギュリが演じるカン・ハンビョルは、天才的歌唱力の持ち主。肥満体形のためスターになれなかったが、ある日、絶世の美女に変身し、一躍スターの仲間入りを果たす役どころだ。同劇場によると、作品は、女性主役の歌がメーン。今回の日本公演に向け、演出、音楽がリニューアルされ、ダンスシーンも強化されるという。ギュリの美ぼう、ダンス力が存分に発揮されそうだ。

 同劇場の担当者は「ギュリさんは、今のK-POP人気をけん引してきたKARAのリーダー。ミュージカル初挑戦になりますし、どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです」と話す。普段は主に歌舞伎公演などが行われる劇場だが、韓流ミュージカルの質の高さにひかれて今作を招請。中でも、KARAを韓国芸能文化の象徴的存在の1つとして見るだけに、期待感を高めている。公演は大阪の後、ソウルなどアジアツアーも予定され、日本での制作発表の調整も進められている。

 ◆パク・ギュリ

 1988年5月21日、ソウル特別市生まれ。初期「KARA」結成時からメンバーで最年長だったことからリーダーに。ニックネームは「女神」。その美貌はファンの間でも「完璧すぎる」。趣味は読書、映画観賞。特技は声まね。