女優樹木希林(70)が3日、元オセロの中島知子(41)から謝罪の手紙が届いたことを明らかにした。この日、大阪市内で行われた関西テレビ「ザ・ドキュメント“家族”が別れるとき」(11日午前10時50分=関西ローカル)のナレーションの収録に参加。「2~3日前に自宅に届きました」とし、定型便箋1枚半に、直筆で「ご迷惑をおかけしました」などとつづられていたことを明かした。

 娘婿の本木雅弘夫妻が家主だったマンションの家賃滞納をわびる内容だったが、樹木の胸には響かなかった。「ひな型通りというか、自分の中から出てきた言葉じゃない」とし、「相手が変わっているとは思えないし、ならば私の存在は必要ない。返事は書きません」と言い切った。

 さらに樹木は「人間、ひとつ、蹴つまずいたとき、それを肥やしに次に行かないともったいない。それが、人前に出る人の責任でもある」と、ブログ、テレビで芸能活動再開の思いをアピールする中島に、十分な反省がないことを暗に指摘。3月末には、中島が直接、謝罪したいと申し出ていることを取材陣に知らされ、「それはそっちの都合で、こっちはへたばっておりますので。『(謝罪は)大丈夫ですよ』」と発言した経緯はあるが、手紙にしても「自分の言葉」で謝ってほしかったとみられる。

 中島は今月1日に自称霊能者の女性と再会し、騒動に巻き込んだことを謝罪したばかり。一方で、樹木への手紙からは、自身の行動を心から悔いるような感情を表現できなかったようだ。【村上久美子】