テレビ朝日サッカー日本代表応援団長のSMAP香取慎吾(36)が4日、日本代表が1-1で引き分け、W杯ブラジル大会出場を決めた最終予選オーストラリア戦を埼玉スタジアムで観戦した。日本代表がW杯切符をつかむ瞬間を初めて目の当たりにして感激の涙をにじませた。スタジアム観戦した試合は15戦無敗の10勝5分け。土壇場に本田圭佑(26)のPK弾で追いつく苦しい展開だったが、不敗神話は生きていた。

 うれしいです。感動ですね。ホームでW杯出場が決まっただけでなく、僕も皆さんもW杯への思いが強くなった歴史的な日になったと思います。ジワジワきますね。本大会への切符をつかむ瞬間を見たのは初めて。05年にドイツ行きを決めた時は国立競技場で見ていました。この場所にいられる幸せをかみしめながら、応援していました。

 やってくれるとは思ったけど、本田選手はまさか本当にやってくれるとは。やってくれる人はやってくれるんですよ。SMAPでいうところの木村(拓哉)君です。みんなの「やってくれるんだよね、あなたは」という思いに応えられるのは、ハンパじゃない。僕にはできません。応えられる本田選手は、紛れもなくスーパースターです。しかもど真ん中に蹴るなんて、メンタルの強さもハンパじゃない。涙しながらちょっと笑っちゃう。ホントにやったよと。想像を超えている。格好いいですよ。

 不敗神話はロスタイムに入ってから、一瞬ちらついてあきらめました。そんなこと気にしちゃダメと言い聞かせながら、あのPKのチャンスがきて。本田選手が持っている男となれば、僕もそうなっちゃいますかねー(笑い)。いやー、あり得ないですよ。

 今日は緊張やプレッシャーを通り越して決まるものだとワクワクしてましたが、異常な緊張感で始まりました。お祭りにさせない。これが最終予選という試合でした。

 ブラジルにはぜひ行きたいです。インタビューで長友選手が言ってましたけど、W杯優勝を目指しているので、それに向けての最初の1歩です。皆さん、これからも一緒に応援しましょう。対談で香川選手が約束してくれたゴールと派手めなガッツポーズは次のお楽しみ。僕は行けるところまで行きたいし(不敗神話を)伸ばせるところまでは伸ばしたいです!