岩手県盛岡市在住の演歌歌手福田こうへい(37)が今年大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場することが21日、分かった。この日までに出場が内定した。父は民謡界の重鎮だった福田岩月(がんげつ)。民謡歌手だった福田は昨年10月に「南部蝉しぐれ」で演歌デビュー。今年初めにオリコン演歌ランキング1位まで上昇し、ロングヒット。8月に本年度の演歌・歌謡曲系で初の日本レコード協会のゴールドシングル(売り上げ10万枚以上)に認定。現在13万枚を超えている。先月上旬の日本作曲家協会音楽祭で奨励賞も受賞した。

 岩手県雫石町生まれ。コンサートでは方言で語り掛けるなど地元愛も強い。先月、日刊スポーツの取材に「紅白はもちろん目標の1つ。被災地の方々に聴いてほしいとも思います」と話していた。