とんねるず石橋貴明(53)木梨憲武(52)が、錦織圭(24)松岡修造(47)ペアと5度目のテニス対決に挑んだ。テレビ朝日系「夢対決2015とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(来年1月2日午後6時30分)恒例の企画。4連敗中のとんねるずは錦織のコーチのマイケル・チャン氏(42)を助っ人に迎えるという、おきて破りの作戦に出た。

 とんねるずと錦織・松岡のテニス対決は11年にスタートした。実力では歯が立たないとんねるずはレイトン・ヒューイット、ジョン・マッケンロー氏らを助っ人に起用したが4連敗。今回は切り札としてチャン氏と元世界1位のアンドレ・アガシ氏を招いた。

 チャン氏は今年から錦織のコーチに就任し、快進撃を支えた。89年全仏オープンで4大大会男子史上最年少(17歳3カ月)優勝を果たした実力者。12年の同番組で初めて助っ人を務め、ここで錦織に出会ったことがコーチ就任のきっかけになったという。

 収録はこのほど東京・有明コロシアムで行われた。錦織は試合前、「チャンは僕の弱点も分かっているのでやりづらいですね」と苦笑い。対する石橋は「チャンはこの番組に出たことで圭のコーチになった。だから圭が伸びたのはこの番組のおかげ。獲得賞金の10%は払ってほしいくらい」と言いたい放題だった。

 試合は錦織とチャン氏が華麗なストロークを披露した。石橋と木梨が前衛で必死にボレーを打ち込むが、次第に差を広げられる。ここでアガシ氏が登場し、現役さながらの強烈なショットで逆転を目指した。錦織はまた抜きショットやグリップを使ってのショットなど、とんねるずに負けないエンターテイナーぶりを発揮。試合を終えた石橋は「世界5位の圭を一瞬、『えっ!?』と思わせる瞬間もあるので、そこをぜひ見ていただきたいです」と話していた。