NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第22話が30日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、直言(岡部たかし)は寝たきりでろくに食事も取ろうとしない。そんな様子をはる(石田ゆり子)は心配していた。一方、直言の弁護を引き受けた穂高(小林薫)から「君にしかできないことがある」と言われた寅子(伊藤沙莉)は花岡(岩田剛典)たちとともに予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」、はるの手帳の存在に気付く。穂高はほかの弁護人とともに、無罪を勝ち取ることを誓う。

大吉は「弁護士の皆さんで力を合わせて弁護団でも結成するのかなと思いましたけど。あの中でももめるという」と言うと、華丸は「敵と味方がいるんですよ」と応じた。大吉は「人を見た目で判断するのは良くないと思うよ」と言うと、華丸は「顔がエッという方が…」と語った。

一方、伏線となったはるの「主婦乃手帖」がクローズアップされ、大吉は「手帳は良かったね~、あんな事細かに」と話した。そして「あれがリアル“ヘブンズ・ドアー”かもしれないですね」とあさイチゲストで、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」に出演している高橋一生に話を振ると、高橋も「ヘブンズ・ドアーです」と笑顔で答えていた。

同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。