阿部寛主演の大ヒット映画「テルマエ・ロマエ」の続編が製作されることが29日、分かった。前作は古代ローマ人が日本の入浴文化に刺激される姿をコミカルに描き、昨年4月に公開され、興行収入59億8000万円を記録した。続編「テルマエ・ロマエ2」は前作に続き、武内英樹監督がメガホンをとり、来年ゴールデンウイーク公開予定。阿部寛(48)をはじめ、北村一輝、宍戸開、市村正親や、上戸彩、さらに竹内力や笹野高史の出演が決定した。

 撮影は4月に開始する。ブルガリアに実物大のコロッセオとローマの街のセットを建てる。阿部は「スケールアップしたオープンセットを組むということで、今から撮影が待ち遠しい」。上戸も「全国の皆さんに温泉に入るようにくつろいでいただければ」とコメントしている。

 続編の目玉企画として、60歳以上の男性(プロアマ問わず)を対象にした「第1回国民的平たい顔コンテスト」も実施。「平たい顔族」とは劇中で古代ローマ人が日本人を言い表したもの。グランプリには映画出演権と賞金10万円を贈る。