アニメ映画「ドラえもん

 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~」(八鍬新之介監督)が8日、初日を迎えた。

 05年声優陣交代後の新シリーズでは最高となった興行収入(興収)39億8000万円を記録した昨年の「のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」との初日興収対比では92%と及ばなかったが、同36億2000万円の前々作「のび太と奇跡の島~アニマル

 アドベンチャー~」との対比では125%で、配給の東宝は「興収40億円」を目指せるとみている。

 この日、都内で行われた初日舞台あいさつには、主題歌「光のシグナル」を歌うKis-My-Ft2が登場した。司会から「一番、ジャイアンっぽいメンバーは?」という質問が出ると7人中6人が玉森裕太(23)を指名。玉森は、宮田俊哉(25)から「あいさつ代わりに肩にパンチとか結構してくる」と暴露された。北山宏光(28)が「分かりやすく言ったら、宮田がのび太、玉がジャイアンみたいな感じ」と突っ込むと、玉森は「おとこ気があるという面はうれしく思う」と苦笑。

 原作藤子・F・不二雄氏(享年62)生誕80周年記念作品の主題歌を任されたことについて、北山は「自分の中で『ドラえもん』は教科書みたいな感覚。感謝してます」と感激を口にした。【村上幸将】