妻夫木聡(33)主演の映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督、12月20日公開)がバンクーバー映画祭の観客賞を受賞したことが11日(現地時間10日)、発表された。

 同賞は、先月25日から今月10日までの映画祭期間中に行われた観客投票で、もっとも多くの票を集めた作品に贈られる。「バンクーバーの朝日」は先月29日に上映され、妻夫木や、共演の亀梨和也(28)、石井監督が現地入りした。上映後に総立ちの拍手が起きるなど反応も良かった。日本からの移民2世らで結成された実在の野球チームの奮闘や、移民の置かれた厳しい状況を描いている。

 昨年の受賞作は、福山雅治(45)主演の「そして父になる」(是枝裕和監督)で、2年連続で日本映画が選ばれた。