女優桐谷美玲(25)が主演映画「恋する■ヴァンパイア」(鈴木舞監督、4月17日公開)で、人間に恋してしまう吸血鬼役を務めることが4日、分かった。昨年、米国の映画情報サイトが発表した「世界で最も美しい顔100人」の8位にランクインし話題になったばかり。“かわいすぎる吸血鬼”に注目だ。

 口元からきばがのぞいた笑顔もキュートだ。「恋する■-」で桐谷は、パン職人を目指す女の子、実は吸血鬼の血が流れているキイラを演じる。小さいころに離れ離れになった初恋相手の幼なじみに再会、恋する気持ちとバンパイア(吸血鬼)であることに悩む-、という物語。

 好きな相手の生き血が欲しくてきばをのぞかせてしまったり、必死で吸血鬼の姿を隠そうとする姿はまさに小悪魔的。ミュージカル風の場面や、明るい家族も登場し、桐谷は「今までになかった新しいバンパイア映画になっていると思います」と自信を見せた。

 しかし、吸血鬼と人間との間で板挟みになる難しい役でもある。桐谷は「キイラの葛藤をどう表せばいいのか、監督と話し合いながら撮影しました。好きな人と一緒にいるからこそ本能が出てしまう…という切ないラブストーリーです」と解説した。

 これまで桐谷は、映画「荒川アンダーザブリッジ」では自称金星人、「女子ーズ」では女性戦隊のリーダー、ドラマではTBS系「安堂ロイド

 ~A.I.knows

 LOVE?~」の最強アンドロイド、テレビ朝日系「死神くん」のカラス、CMでは猫にふんするなど、さまざまな変わり種キャラを演じてきた。昨年発売した初写真集「失恋、旅行、パリ。」ではパリの街角で、新聞紙にくるまりゴミのように横たわるカットが話題になった。

 今回も変化球の役柄だが、感情の作り方が難しい役でもある。昨年12月、米映画専門サイト「TC

 Candler」が毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」を発表。桐谷が日本人最高の8位に入ったばかり。その美貌だけでなく、演技を着実にステップアップさせた。

 「恋する■-」は、東京・新宿コマ劇場跡に建設中のTOHOシネマズ新宿のオープニング作品として上映される。※■はハートマーク