欅坂46が25日、東京・有明コロシアムで、初の単独コンサートの最終公演を行った。

 最新シングル「二人セゾン」、センター平手友梨奈(15)ソロ曲の「渋谷からPARCOが消えた日」などこれまで発売した全曲を披露。菅井友香(21)が「単独コンサートは大きな夢の1つだったので、こうして皆さんと一緒にかなえられることができて、うれしいです! ありがとうございます」とあいさつすると、ファン9000人から大歓声を浴びた。

 終盤、今年4月発売のデビュー曲で、大みそかに初出場するNHK紅白歌合戦でも歌う「サイレントマジョリティー」も披露。パフォーマンス前には、今泉佑唯(18)が「私たちは負けない」、鈴本美愉(19)が「私たちは支配されない」、平手が「私たちは、坂を上り続ける」とアピール。イントロが流れ出すと、この日一番のかけ声があがった。

 菅井は、途中の「キミガイナイ」で、涙を流しながらパフォーマンス。アンコールのスピーチでも、「初めてのコンサートで、こんなに声をかけていただいて感無量です。大先輩方の恩恵を受けて、身の丈にあってないと言われても仕方ないステージに立って…」と声を詰まらせ、涙した。「初めての単独ライブを迎えて、たくさんの方がいらっしゃることを知ることができました。知らないところでもスタッフさんが支えてくれているし、そばで支えてくれるスタッフの方や、家族にも感謝の気持ちでいっぱいです」と続け、「私たちはまだまだ未熟です。笑顔をくださるみなさんに恩返しができるように、これからどんどん頑張るので、見守っていてください」と宣言した。

 ラストは、欅坂46と下部組織けやき坂46(ひらがなけやき)の全メンバー32人が歌う新曲「W-KEYAKIZAKAの詩」(リリース未定)を初披露し、会場を沸かせた。