IOCのバッハ会長は18日、松野博一文部科学相を表敬訪問し、ここでも「くぎを刺す」発言が見られた。

 この日唯一、非公開で行われた会談。同席したスポーツ庁幹部によるとバッハ氏は「五輪ゲームの精神を尊重し、世界中のアスリートが1カ所に集まることが尊重されるべきだ」と松野氏に述べた。見直しの必要性はあるとしながらも「3年前(の招致で)2つの都市を破ったのは東京がフェアだったから。その時のルールも尊重されるべきだ。日本はそれをしっかり約束することで信頼された」と主張した。その後、丸川珠代五輪相を訪問し「IOCも全体経費の早急な算出をサポートしていただければありがたい」との要望を受けた。