広島黒田博樹投手(40)が8日、右足首と右肩の炎症のため1軍選手登録を抹消された。5月に右足首の炎症による抹消に続き、今季2度目。右足首の状態は改善が見られるも、右肩に負担がかかった影響で痛みを発症した。この日広島市内の病院でMRI検査を受け、炎症が見られたため登録抹消となった。

 黒田は前日7日、DeNA戦に先発し、6回102球6安打3失点。予定では中6日で14日阪神戦先発を経て、中3日で18日オールスター第2戦(マツダスタジアム)に先発が見込まれていた。

 過密日程により後半戦に影響が出ないよう、患部の悪化を防ぎ、改善させるために抹消を決断。松原トレーナーは「後半に向けてオールスター戦を含めてタイトなスケジュールを考えると、足と肩のコンディションを整える期間を設けたい。トレーナーとして提案させてもらって、本人にも納得してもらった」と説明した。

 黒田本人、球団ともにペナントレースの行方を左右する後半戦に向けて大事を取った形だ。まずは18日オールスター戦に向けて、黒田はチームを離れリハビリに努める。