DeNAに新加入するスペンサー・パットン投手(28=カブス傘下3A)の入団会見が27日、横浜市の球団事務所で行われた。

 セットアッパーかクローザーのいずれかで期待されるパットンは「クローザーで3年間やってきたので、慣れているし気持ちよく役割ができる。ただチームに必要とされた仕事をする」と、こだわりなく柔軟に役割をまっとうする構え。昨季カブスでは16試合で登板。世界一に輝くまでの過程を見ていたパットンは「印象として、カブスとDeNAは似た雰囲気がある。カブスは若い選手が多く、クラブハウスでも明るかった。メリハリがすごく大事だと感じたし、チャンピオンチームから学んだことだった」と話した。

 カブスでは川崎宗則内野手(35)と同僚だった。その明るすぎる? キャラクターに「日本人がみんな川崎選手みたいじゃないといいな」とジョークを交えて笑いを誘った。日本行きの相談もしたようで「『きっと君なら成功するだろう』と言ってもらった。あと1、2、3の数え方と、内、外の日本語を教えてもらった。彼の存在が日本に来るきっかけになったのは事実」と、川崎に敬意を表しながら打ち明けた。