ブレずに正捕手確保だ! 阪神梅野が27日、沖縄・宜野座キャンプの最終紅白戦で左翼へ18年1号アーチを描いた。それも昨季61試合に登板し、被本塁打「1」の高橋聡をとらえた。3回の第1打席で初球をはじき返し「やってきたことが出せた。1球で捉えられたのがよかった」と照れ笑いした。

 今季から左足の上げ方を巨人坂本勇のように変更。新打撃フォームについて「間を作るイメージです。やりたいことが少しずつできている」と手応えを感じている。今キャンプ中に修正も加え「(当初はバットの位置を)前から後ろに距離を取るようにしていたけど、今は後ろにトップを作った状態で、顔を動かさないように意識しています」と自己解説。6回にはドラフト1位の馬場から、左翼線二塁打も放った。「(シート打撃も含めた実戦形式で)2打席抑えられたので、なんとか打ちたかった」。今季から選手会長も務める背番号44が、正妻取りへ突き進む。【真柴健】