ヤクルトの新外国人デーブ・ハフ投手(33=韓国LG)が21日、巨人との試合形式の合同練習(東京ドーム)に先発した。先発予定だった巨人とのオープン戦(神宮)は雨天中止になったが、意に介さずマウンドに上がった。

 カットボールを軸にコーナーに丁寧に投げ分け、6回をゲレーロのソロ本塁打による1失点でまとめた。「(無観客だったので)教会で投げている気がしたよ。歓声や応援の楽器などの音の中で投げているので普段とは違う感じがした」と苦笑いしつつ「シーズン開幕前の最後のオープン戦をいい投球で終えられたのはいいこと」と納得の表情。

 小川監督は「予定よりも球数が少なかったので6イニング目もいった。テンポ良く、コントロールされていた。雨天中止で変更になって、気持ち的にも難しくなる。その中で、ハフが集中してなげた」と称賛した。

 ハフは28日の2軍巨人戦をへて、4月4日の広島戦(神宮)に向かう。