西武森友哉捕手が2日連続の本塁打を放ったものの、山賊打線は急きょ先発した中日藤嶋を打ち崩せなかった。

 9点を追う4回1死一塁、森はフルカウントから藤嶋の127キロスライダーをバックスクリーンに運んだ。7番DHでスタメン出場。16日の中日2回戦では満塁弾を放っており、2日連続のアーチとなったが「奇跡です。たまたまです。手応えは良かったので、入ったかなと思いました。いい感覚で打てているので、これが継続できれば」と振り返った。

 試合直前に、中日の先発が松坂から藤嶋に代わった。辻発彦監督は「(試合前の)ミーティングはしていないことは無いけど、あまりしていなかった」と舞台裏を明かした。打線はチャンスを作るも、あと1本が出なかった。指揮官は「(藤嶋は)緩急をつけていて、投げっぷりが良かった。いい投手だと思う」と相手をたたえた。