日本(B組2位)がイラク(C組1位)に完勝し、今夏のパリ五輪(オリンピック)出場を決めた。8大会連続12度目。アジア最終予選(3・5枠)を兼ねた大会の、勝てば出場権が確定する一戦を制した。

試合後、中継局のインタビューに登場した大岩剛監督(51)は「自信を持って我々のスタイルを貫こう、と話していました。我々がボールを持つ時間を増やしたかったんですが、イラクもとても強くて。苦労をさせられました」と展開を振り返った。

そして8大会連続が懸かった重圧に打ち勝った、今の心境を問われると「ホッとしました」と安心した表情。就任からの3年間について「いろいろな選手が来て、その代表が今の23人なので。しっかり、この大会を勝ち抜こうという話をしました」と思いを背負って戦い、結果を出した。

試合は前半にFW細谷真大(22=柏レイソル)とMF荒木遼太郎(22=FC東京)が得点を奪い、決勝進出。MF藤田譲瑠チマ主将(22=シントトロイデン)が2アシストを記録した。

5月3日(日本時間4日午前0時30分)の決勝では、準決勝第1試合でインドネシアを2-0で下し、初の五輪切符を手にしたウズベキスタンと対戦する。

大岩監督は「日本からたくさんの声援をいただいていると思いますが、決勝戦は、より厳しい戦いになると思うので、力を貸してもらいたいなと思います」と共闘を希望していた。

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