リーグで首位を走る浦和レッズは28日、さいたま市内で約2時間の練習を行った。6-1と快勝した26日のACLウェスタンシドニー戦に出場した選手らは実戦練習には加わらず、ランニングやパス練習などで調整を行った。

 30日には大宮アルディージャとのさいたまダービーを控える。ここまでリーグ8試合で24得点と圧倒的な得点力を誇る浦和に対し、大宮はいまだ未勝利で最下位と苦しい戦いを強いられている。アウェーでのダービーでもゴールラッシュが期待されるが、新戦力のFWラファエル・シルバ(25)は「すごくファイトするチーム。浦和を倒していいリズムを作り出そうと、すべてをかけてくる。準備してきたものを100%出したい」と引き締まった表情で話した。

 さいたまダービーで浦和は、アウェーでは8勝2敗3分と勝ち越しているが、逆にホームでは4勝6敗3分と負け越している。「順位も関係ない、難しい戦いになる」とMF宇賀神友弥(29)が話すように、まさに意地と意地のぶつかりあいだ。宇賀神は「大宮がいてくれないとダービーはできない」と大宮の存在を歓迎しつつ「誇りを持つ。負けられない」と気合を入れた。