清水エスパルスが上位対決を制し、首位をキープした。アウェーで3位ファジアーノ岡山に1-0で完封勝ち。前半にFW北川航也(27)が挙げた1点を守り切り、今季初の4連勝を飾った。

味方のミスをエースがカバーした。前半31分にPKを獲得。キッカーを務めたMFカルリーニョス・ジュニオ(29)が失敗し、先制のチャンスを逃した。重苦しい雰囲気が漂う中での4分後。北川が救った。中央からカルリーニョスとのワンツーで打開。「いい関係性でやれた」と、右足ダイレクトでゴール右隅に流し込んだ。

3戦連発の主将は「勝ち点3を取れたことが全て。結果として数字が出せていることはストライカーとして自信になる」と白い歯を見せた。

リーグ最少失点を誇っていた相手の牙城を崩し、守備も3戦ぶりの無失点。攻守がかみ合い、4試合連続で1点差の接戦を制した。秋葉忠宏監督(48)は「ゴールをこじ開け、その1点を守り切る。サポーターの思いに応えてみせた選手たちは非常に素晴らしい」と手放しでたたえた。