J2清水エスパルスのゼネラルマネジャー(GM)サッカー事業本部長に就任した反町康治氏(60)が1日、静岡市内のクラブハウスで会見に臨んだ。冒頭のあいさつでは「エスパルスはJ1がふさわしいクラブ。強いエスパルスを作り上げることが私のミッション」と力強く所信表明した。

同GMは清水市(現清水区)育ちで、高校時代は名門清水東高でプレー。清水を拠点に生活するのは高校卒業以来42年ぶりだという。心境を問われると、「表現するのは難しいですが、ポルトガル語でサウダージ(郷愁などの意味)という感じです。ここでずっと育って、いろんな人にお世話になった。そういった場所で仕事として帰ってこれて、清水のサッカーに貢献できるかなということも含めて、サウダージですね」と笑顔を見せた。

反町GMは指導者として、08年北京オリンピック代表監督やJクラブでは新潟、湘南、松本を指揮してJ1昇格を経験。日本サッカー協会では技術委員長を2期4年務めた。今季クラブが掲げる最大の目標はJ1昇格で、「サポーターも含めて、ワンファミリーで前進していくことが大事」と強調した。