日大三、史上初のV3へ王手/高校野球
<高校野球西東京大会:日大三8−1早実>◇28日◇準決勝
日大三は、新エース大越遼介(3年)の投打にわたる活躍で早実に7回コールド勝ち。西東京史上初のV3へ王手をかけた。7点リードの7回表2死、大越の左腕がうなった。最後の打者を空振り三振に仕留めて毎回奪三振を達成。早実打線をわずか2安打1失点に抑え、計12三振を奪った。打っても5回裏2死一塁からダメ押し2ラン。初球を振り抜いた打球は、ライナーで右翼席へ飛び込み、コールド勝ちにつなげた。
大越の父・健介さん(43)は、元東大のエース。東京6大学リーグで通算8勝を挙げ、国立大学で初めて日米大学野球の日本代表に選ばれた。現在は、NHKの政治記者として6月28日から米国ワシントンへ単身赴任している。健介さんと学生時代から交際を続け、結婚した母・正子さん(43)は「学生時代の主人の姿を思い出します」。神宮での親子2代の勇姿をうれしそうに見守った。
父は遠く離れたワシントンにいる。しかし、親子の絆(きずな)は「神宮のマウンド」という共通の舞台でつながっている。試合後、大越は「苦しいときは、父がこのマウンドで投げている姿を思い浮かべながら頑張った」と話した。明大中野八王子との決勝戦は明日30日。「もう、甲子園しかない」と4試合連続の先発を誓った。
[2005/7/29/08:39 紙面から]
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