三重県警が昨年、暴力団幹部の射殺事件で通信傍受法に基づいて関係者の通話を傍受し、容疑者を逮捕していたことが1日、分かった。同法が殺人事件の捜査に適用されたのは2000年8月の施行以来、初めて。
三重県警によると、通話の傍受をしたのは03年7月、津市で指定暴力団山口組系弘道会伊勢紙谷一家の若頭(42=当時)が射殺された事件。
同県警は昨年3月、殺人などの疑いで同一家の元若頭補佐ら4人を逮捕。同組幹部らが組織的に関与した疑いが強まったとして昨年6月までに、組織犯罪処罰法の組織的殺人容疑で令状を取り、関係者の通話を傍受。その結果、同月までに容疑者として組員の男が浮上し逮捕した。
起訴の際の罪名は刑法の殺人罪だった。同事件では、殺人容疑などで計7人が逮捕、1人が指名手配されている。(共同)
[2006/2/1/12:13]