自殺は上司しっせきが原因と提訴
道路舗装大手、前田道路の東予営業所(愛媛県)の所長だった男性(当時43)がうつ病で自殺したのは、上司が過剰なノルマ達成を強要し、厳しいしっせきを続けたためなどとして、男性の妻が9日、同社に慰謝料など約1億4500万円の損害賠償を求める訴訟を松山地裁に起こした。
訴状などによると、男性は03年4月、営業成績が著しく悪い同営業所の所長に就任。四国支店の上司らは男性に業務命令の限界を超えた過剰なノルマ達成を強要し、成績が上がらないと執拗(しつよう)にしかった。
男性は04年8月、うつ病を発症。9月の会議で、支店の上司から「会社を辞めろ」「能力がない」などと約3時間にわたり、ののしられ、3日後に営業所敷地内で首つり自殺した。
妻の岩崎洋子さん(44)が04年12月に労災申請し、05年10月に認定された。
岩崎さんは「夫と同じような人が生まれないよう前田道路の責任を明らかにしたい」としている。
前田道路総務部は「訴状を見ていないのでコメントできない。裁判所の判断に従って誠心誠意対応したい」としている。
[2006/3/9/14:39]
|