パリ中心部の学生街カルティエラタンにあるパリ大学ソルボンヌ校が8日、フランス政府の若者雇用策に抗議する学生ら数百人に占拠され、治安当局が11日未明、機動隊を動員、催涙ガスを使って学生らを強制排除した。フランス公共ラジオによると、治安当局側の11人と学生1人、カメラマン1人が負傷した。
同国では、26歳未満の雇用について2年間の試用期間中は理由なしの解雇を可能にすることで、企業の採用増を促す法案が9日成立。学生団体や労働組合は雇用を不安定にするとして、法案を押し通したドビルパン首相らへの反発を強めており、機動隊突入で態度をさらに硬化させるとみられる。
学生らは8日から教室などに立てこもり、11日未明の機動隊突入に対して、机やいすを投げるなどして抵抗したが、機動隊は催涙ガス弾や警棒を使って全員を排除、一部を逮捕した。
[2006/3/11/20:28]