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磐田今井コーチは比、マカオで代表監督

<ザ・世界基準>

 山本監督だけでなく、世界を知るスタッフもそろった。トップの今井雅隆コーチ(45)はフィリピン、マカオで代表監督を務めた経験を持つ。石井コーチ、菅野フィジカルコーチは山本監督とアテネ五輪を経験。筑波大大学院から分析の専門家・北原氏を呼び、データ収集も徹底した。1月の会見で山本監督は「世界基準で戦ってきた最高のスタッフ」と胸を張った。

 今井コーチは山本監督に呼ばれた理由を「プレーの速さと正確さを突き詰めるためかな」と語る。「いかにプレーを簡略化させ、シンプルにやるかが僕の考えだから」。マカオやフィリピンで培われた考えだ。磐田は個々の能力が高く、キープ力やパスの技術は既に日本トップ級。そこに正確なダイレクトプレーを加えれば、威力は増す。ピッチを広く使いながらも、どんどんパスがつながる素早い攻撃が生まれる。

 それが、アテネ五輪代表時代から山本監督が口癖にしていた「ボールを奪ってから15秒以内でシュートまで持っていく」サッカー。現在の練習で「シュートはダイレクトのみ」「3タッチ以内でパス」などの条件付きミニゲームが多く取り入れられた。

 山本監督はスタッフとの意識統一にも熱心だ。午前と午後の練習の合間には、必ずスタッフそろって食事に行き、1日の終わりにはミーティングを行う。チームの方向性、練習メニューの狙いなどを共有する。それも「世界」という共通意識があるからこそ、効果的なのだろう。

[2005/3/1/11:49 紙面から]



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