多英、着地失敗で12位/W杯モーグル
<フリースタイルスキー:W杯モーグル>◇第7戦◇28日◇イタリア・マドンナディカンピリオ
【マドンナディカンピリオ=佐藤智徳】トリノ五輪代表の里谷多英(29=フジテレビ)は、決勝最下位の12位に終わった。2つのエアの着地が乱れて失速した。本番前最終戦のW杯チェコ・スピンドレルブムリン大会(2月4日)に代表でただ1人参加し、復活への足がかりにする。男子の尾崎快(18)は自己最高の5位に入った。男子はデール・ベッグスミス(オーストラリア)が3連勝、女子はジェニファー・ハイル(カナダ)が今季2勝目を挙げた。
初めて大技フロントフリップ(FF=前方回転)を成功させた予選の上昇ムードは、一瞬にしてしぼんだ。里谷は今季W杯で2度目の決勝進出も、第1エアのバックフリップ(後方回転)の着地が流れて失速。第2エアのフロントフリップでも尻もちをついた。
今季3戦目でまたも上位進出はならず。それでも「今回の大会は前進があった」と前向きにとらえた。女子で2人目のFFを実戦で成功させて「予選のエアは2番目の得点。自分の予想以上の点数が出ることが分かった」と納得顔。五輪で使えるめどがたっただけでなく、元金メダリストの巻き返しを印象づけた。
今後はフランス・ティーニュで合宿する代表チームを離れて、24日のW杯スピンドレルブムリン大会に代表でただ1人出場する。腰痛を少しでも早く治すため、日本から治療スタッフを呼び寄せた。練習で7、8割というFFの完成度を高め、新たな課題となったターンとのつなぎを磨いて好結果を出す。
[2006/1/30/08:42 紙面から]
写真=第2エアで着地に失敗し転倒する里谷多英(撮影・田崎高広)
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