<センバツアミーゴ・秋田商(攻撃)>
秋田商は45年ぶりに秋季東北大会を制し、春は2年ぶり5度目の出場となる。昨夏の甲子園経験者11人が残った。チーム打率こそ2割9分5厘だが、クリーンアップの勝負強さで勝ち上がってきた。その中心が、決勝の光星学院(青森)戦で逆転サヨナラ本塁打を放った、3番佐々木弘史主将(2年)だ。
佐々木主将は高校通算17本塁打、今大会でも注目の左のスラッガー。小野平監督(56)も「うちの最高の打者」と全幅の信頼を置く。5日の埼玉合宿では「思い通りのスイングができていない。もっと踏み込んでいかないと」と語った。それでも、腰の据わった構えから繰り出す鋭いスイング、美しい弧を描く打球は、高校生レベルを超越している。
昨夏は4打数2安打だったが、初戦敗退の悔しさから素振りを1日700回と増やしてきた。他校のマークは厳しいが「今までやってきたことを出して、自分なりの打撃をしたい。チャンスで必ず打つ」と爆発を誓った。
後に続く右の主砲、浅野友人中堅手、思い切りの良さが身上の小山田聡太右翼手(ともに2年)も昨年の夏にスタメン出場している。小山田は1年夏も経験、これが3度目の甲子園となる。まだノーヒットだが、「チームの勝利に貢献する打撃をしたい」と焦りはない。
中軸に好打者がそろうだけに、石田尊、工藤辰文(ともに2年)の俊足1、2番コンビがいかに出塁するかが、カギを握っている。【清水智彦】
[2006/3/13/11:05 紙面から]
写真=打線の中心となる佐々木弘史主将
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