リオデジャネイロ五輪陸上男子短距離代表のケンブリッジ飛鳥(ドーム)が11日、五輪へ最終調整の場となるベルギーに向けて成田空港から出発した。

 搭乗前に「状態はすごくいい。国外でもしっかり走れるようにしたい」と気合の入った表情で意気込みを語った。

 13日にリエージュで100メートル、16日にヒュースデンゾルダーで200メートルのレースに出場予定。終盤の加速を課題に挙げ、海外勢との実戦を通して「どこまでついていけるか」を試すという。

 6月の日本選手権では100メートルで桐生祥秀(東洋大)らとの争いを制して五輪切符をつかみ、注目度が一気に上がった。日本勢初の9秒台突入も視野に「期待に応えたい。(五輪では)決勝に残って世界の強豪と戦う」と意欲的だった。