今日14日、女子マラソンが行われる。リオ日系協会はオリジナルの「こいのぼり」を用意。3周の周回コースに散らばり、日本の3人娘を激励する予定だ。

 女子マラソンの沿道での雰囲気づくりは選手の力になるのは間違いない。いかに「日本」を感じてもらうかが鍵になりそうだ。

 その点で言えば、サッカー競技が行われたマナウスのアマゾニア・アリーナには「ちょんまげ、歌舞伎メーク、ふんどし」と3拍子そろった男性がいた。試合開始前、彼は選手よりもブラジル人に人気だった。方向性が正しいかは抜きにして、会場で最も「日本」を感じさせた日本人の1人であろう。

 名古屋から来た、会社を辞めて世界一周中の30歳だという。あらためて五輪は、さまざま人を引きつける魅力に満ちていると感じた。