萩野公介(21=東洋大)の金メダル獲得後、NHK杉浦友紀アナウンサー(33)が現地での取材の様子をリポートした。杉浦アナはレース終了直後、萩野と銅メダルの瀬戸のインタビューを担当。2位のケイリシュ(米国)を0秒70差で振り切った萩野は、息を切らせてインタビュー場所に現れた。

 疲労困憊(こんぱい)の萩野は開口一番に「水をください」と要望。杉浦アナの「飲みかけなんですけれど…」という言葉にも「飲みかけでもなんでも、水を飲まないと僕は答えられない」と必死だった。萩野はペットボトルを受け取り、しばしの水分補給。その後の取材も、呼吸は乱れた状態だった。杉浦アナは「力を出し尽くしたのが素直に見えてきました」と感心した様子で振り返った。