五輪女子史上初の4連覇を目指す吉田沙保里(33)と伊調馨(32)らレスリング女子チームが11日朝、リオデジャネイロ入りした。

 「こんなに長い移動は初めてだったけれど、いよいよという感じ。金メダル目指して頑張りたい」と吉田が言えば、伊調も「しっかりと、ていねいに調整して、いいレスリングをしたい」と本番に向けて話した。

 前回ロンドン大会の旗手に続いて今大会では主将を務める吉田は「最初は金メダルが少ないかなと思ったけれど、昨日3個とった。この後も、しっかり取れるところで取って、私たちも続きたい」と日本チーム全体にエールを送った。

 今大会から6階級に増えたレスリング女子は、日本チームにとってメダル大量獲得が狙える有望種目。栄監督は「みんな調子がよくて、金メダル6個狙えるのではという感じ。吉田もロンドンに比べて落ち着いているし、試合が楽しみ」と選手たちに期待した。

 レスリング女子は伊調の58キロ級など3階級が17日、吉田の53キロ級など3階級が18日に行われる。