伊調馨(32=ALSOK)が五輪全競技を通じて史上初の女子個人種目4連覇に王手をかけた。準決勝でユリア・ラケトビッチ(アゼルバイジャン)に10-0のテクニカルフォール勝ちで決勝進出した。

 第1ピリオド50秒でバックを取って先制すると、その後も終始圧倒。第1ピリオドだけで決着をつけた。伊調は初戦もマルワ・アマリ(チュニジア)に11-0のテクニカルフォール勝ち。準々決勝ではエリフジャレ・エシリルマク(トルコ)に3-1の接戦をものにしており、盤石な戦いを見せている。

 決勝はワレリア・コブロワゾロボワ(23=ロシア)と対戦する。