代表初招集のG大阪DF丹羽大輝(29)が“一番乗り”でやる気を見せた。11日は大阪・万博練習場を訪問。今日12日からの代表合宿に向けた荷造りをしてから、一足早く宿舎入りした。「明日の朝早く大阪から行くより、体調を考えたら1日早く行く方がいい」と説明。さらに「監督とコミュニケーションを取りたいから、フランス語も覚えなアカン」と目を輝かせた。

 この日、ハリルホジッチ監督は「我々は右サイドに問題を抱えている。塩谷、丹羽がこの位置でどれくらいできるか確かめる」と右サイドバック(SB)での起用を示唆。本職がセンターバックの丹羽は、それを伝え聞くと「ほんまですか?」と目を白黒させた。

 だがすぐに昨年までG大阪の同僚で、ジーコジャパンの右SBだったDF加地(現岡山)の言葉を思い出した。「そういえば加地くんが『代表は何が起きるか分からん』って言ってた。それもチャンスかも知れない」。合宿には愛用する高反発の敷布団を持参。2日間で最高のアピールをして、代表に定着する。