なでしこジャパン(FIFAランク4位)が、2連覇に挑む女子W杯カナダ大会(6月6日開幕)へ弾みをつけた。日本は後半7分にFW大儀見が決勝点を挙げ、過去7戦全敗だったイタリア(同13位)を下した。24日のニュージーランド(同17位)戦に続く勝利で、W杯前最後の試合を締めた。

 MF宇津木瑠美(26=モンペリエ)が左サイドバックで先発して決勝点をアシストした。ニアサイドに低く速いボールを出し、大儀見のゴールを演出。「あそこしかなかった。日本人同士でやれるプレーじゃないけど、2人とも海外でやっているので(出来る)。日本人は(海外で)パスが遅いと思われているので、アクセントになればいいかな」と笑顔だった。