なでしこジャパンのMF宮間あや主将(30=岡山湯郷)が2ゴール両方に絡んだ。前半10分のDF有吉の得点場面は左サイドから左足で浮き球クロスを送り、ゴールにつながるFW大儀見のクロスバー直撃ヘッドを演出。後半33分の2点目はアシストした。左サイドで大儀見からのパスを受け中央へグラウンダーのパス。これをFW岩渕がスルーし、待ち構えたMF阪口が左足で蹴り込んだ。

 2-1で勝った試合を振り返り「1点差でも、とにかく試合を通して勝ち切るっていうところを意識してやりました」と納得。2得点に絡む働きには「どちらの得点もサイドを起点に中で結果を出せたので良かった」としながらも「守備ではピンチも多いので、もう1度みんなで見直してやっていきたい」と反省した。

 27日(日本時間28日)の準々決勝は同じアジアのオーストラリアと対戦する。「お互い、手の内を知り尽くしている相手。気持ちの強い方が勝つと思うので、その部分では絶対に負けないと思うし、いい準備をしたい」と意気込んだ。