セリエAインテルミラノ残留が決定的となった日本代表DF長友佑都(28)が1日、イタリア・ミラノ発の航空機で千葉・成田空港に帰国した。

 搭乗中にイングランドのプレミアリーグを除く欧州主要リーグの今夏移籍市場が閉じ、プレミアのレスターから届いた獲得オファーも既に断った模様。予定通り到着した。

 熱望していた残留がほぼ固まり、待ち受けた報道陣から「スッキリしましたか?」と聞かれると「最初からスッキリしてますよ」。イタリアやスペインなど次々と移籍話が飛び交ったことに関する心境を問われると「精神的にきつい? 僕にその言葉はない。勝手にチームが決まっていく状況(報道合戦)を楽しんでましたね」と笑顔で話した。

 8月30日のカルピ戦(2-1)に後半35分から途中出場。失点には絡んだが試合勘を取り戻し、W杯ロシア大会アジア2次予選(3日カンボジア戦、8日アフガニスタン戦)を迎える。午後練習からチームに合流予定で「勝つことだけ考えたい」と意気込んだ。