日本がシリアに快勝し、勝ち点を10に伸ばしてE組首位に立った。

 日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)は1得点(PK)、1アシスト。

 W杯アジア2次予選3戦連続ゴールと結果を出した。本田の試合後のコメントは次の通り。

 「後半は相手がバテたという分析ができるかもしれないけど、こちらのやり方も明らかに変えた。前半は距離感が遠くて、後半はそこをちょっとインサイド、原口とか中に絞って、より(パスを)当てる的を増やした。蛍(山口)、僕、シンジ(香川)と前半なかった形が効果的だった。

 もちろん、前半そうやっても、相手は元気だから取られる場面が増えたかもしれないけど、どうせ取られるなら幅広くして孤立して取られるのでなく、幅を狭くして、日本らしい攻撃を仕掛けようと。

 コンパクトにすることで、すぐプレッシャーにいける形をとった方が良かったかなと。前半からやるべきだった。けど、なかなか難しい。シンガポールみたいに引かれると幅を取った方がいいけど。

 ハーフタイムに監督から指示が出ました。もっと中に入れと。前半、選手も感じていた。でもやっぱり全部が中でもダメ。中に入っていないとできないプレーは何度かできた。外に張っても、僕みたいな選手は何もできないで終わることある。

 チームとして攻撃を相手によって前半から変えられるようになれば、もっと強いチームになれる。そういう反省はありますね。

 普段から監督も言っていると思うけど、代表で練習を積めたらいいんでしょうけど。とはいえリーグによってはチームに帰っても(代表と)同じようなメンバーでやっている国もある。日本は最近でこそ(欧州の同じチームに)2人くらいいるけど、それがマックス。3人、4人、5人、しかもそれがビッククラブになってくれば、強い時代になってくる。そこを目指していかないと」